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S&Pの長期格付け見通し、「安定的」に引き上げ


ニュース その他分野 作成日:2008年4月14日_記事番号:T00006738

S&Pの長期格付け見通し、「安定的」に引き上げ

 
 信用格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は11日、台湾の長期ソブリン格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。総統選挙後初めての、国際信用格付機関による上方修正となった。12日付聯合報が報じた。
  
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 S&Pのタン・キムエン(陳錦栄)アナリストは11日、「中台関係が緩和に向かっており、台湾政府の財務状況も改善されつつあるため」と語った。

 S&Pの長期ソブリン格付け見通しの上方修正は、2004年以来初めて。アジア太平洋地区で、「ネガティブ」だったのは、台湾とフィジーのみだった。ソブリン格付けは、長期「AAマイナス」、短期「A-1プラス」の据え置きとなった。

 S&Pの予測では、今年の台湾の外貨準備高は2,900億台湾元(約9,640億円)以上に達する見込み。物価とインフレ問題については、慎重に見守る必要があるとした。また、政府債務が、年末には域内総生産(GDP)の41.4%に達する見通しであることが、最大のマイナスポイントだと指摘した。