ニュース 石油・化学 作成日:2016年11月14日_記事番号:T00067387
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)がスチレンブロック共重合体(SBC)世界大手の米クレイトンポリマーとの合弁により、第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第4期拡張において建設を進めていた水添スチレンブロック共重合樹脂(HSBC)プラントが試運転を完了し、早ければ12月上旬に正式な稼働許可を受けられる見通しだ。これにより台塑化は高機能熱可塑性エラストマー(TPE)市場に参入することになる。年産4万トンを予定しており、年産額に45億台湾元(約150億円)の貢献を見込む。14日付経済日報が報じた。
台塑化とクレイトンは2013年に提携契約を結び、折半出資の合弁会社「台塑科騰化学」を設立。総投資額78億7,500万元と3年の年月を費やしてプラントを完成させた。同プラントは台塑化が生産管理を手掛け、クレイトンは技術指導と市場開拓を担う。
台塑化は、「HSBCは200種類以上の製品に応用が可能で、景気変動に比較的強く、安定した出荷が見込める」と指摘。さらにクレイトンの既存顧客を獲得できるため、市場参入がスムーズに進むと説明した。
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