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未明の救急外来受診、患者負担増見送りへ


ニュース 医薬 作成日:2016年11月14日_記事番号:T00067391

未明の救急外来受診、患者負担増見送りへ

 林奏延衛生福利部長は12日、紹介状なしで直接総合病院を受診した場合、来年から患者の診察料を上積みする方針を示していたことに関連し、開業医で受診できない午前0時から午前6時の時間帯の救急外来受診に関しては、患者負担額を据え置くと発表した。18日に開かれる全民健康保険会(健保会)の会合で正式決定する。13日付聯合報が伝えた。

 それ以外の時間帯については、紹介状なしの受診の場合、診察料が外来で360台湾元が420元(約1,400円)、救急外来(軽症の場合)で450元が550元にそれぞれ引き上げられる。

 ただ、週末など休日には開業医の受診が困難で、大病院を受診せざるを得ない状況にあることから、患者が負担増を強いられるケースは増えそうだ。

 衛生福利部中央健康保険署(健保署)の統計によると、西洋医学系の開業医で土曜日に診療しているのは84.7%、日曜日に診療しているのは22.61%にとどまっている。専門家は健保署が開業医に休日診療を促すべきだと指摘した。

 医療改革基金会の朱顕光副執行長は「市民から休日には開業医がシャッターを下ろしていて、救急外来を受診するしかないという苦情が多い」と話した。

 これを受け、健保署は来年にも休日に診療を行う開業医に対する医療費給付を加算する方向で来年1月にも制度見直しを行う方針だ。