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メキシコとの壁構想、東和鋼鉄が皮算用


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年11月15日_記事番号:T00067413

メキシコとの壁構想、東和鋼鉄が皮算用

 トランプ米次期大統領は、13日に放送された米CBSテレビのインタビューで、不法移民防止の観点から、選挙公約通りにメキシコとの国境に壁を築く方針を明らかにした。国境線は3,000キロメートルに及び、台湾の鉄鋼業者は早くも大口受注に期待し、皮算用を始めた。15日付自由時報が伝えた。

 米CNNテレビの試算によれば、コンクリートとH型鋼による施工方法を採用したと仮定すると、建設費は3,300億台湾元(約1兆1,000億円)に達する。

 これについてH型鋼大手の東和鋼鉄企業(東鋼)は、「H型鋼だけで300万トンが必要になり、国境の壁が着工されれば、東鋼はトランプ新政権で直接利益を受ける企業になる」とそろばんを弾いた。

 ただ、長大な国境の壁には実現性を怪しむ向きもあり、東鋼に実際に追い風が吹くかどうかはまだ未知数だ。