ニュース 金融 作成日:2016年11月15日_記事番号:T00067420
金融持ち株会社、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の呉一揆総経理は14日、海外での合併・買収(M&A)をひとまず中断する考えを表明した。15日付経済日報が伝えた。
呉総経理は「タイの金融グループと中国の消費者金融会社への出資計画を除けば、来年は(既存事業による)自発的成長が主体となる」と述べた。
中信金傘下の中国信託商業銀行(CTBCバンク、中信銀)は、タイの金融持ち株会社、LHフィナンシャルグループ(LHFG)に166億タイバーツ(約510億円)を出資し、株式35.6%を取得する計画で、交渉期限は今年末に迫っていた。これについて呉総経理は「双方は交渉を3カ月延長することで合意した。まだ予備審査段階だが、早期に認可を取得したい」と説明した。
また、中信金が中国福建省廈門(アモイ)市に合弁消費者金融会社を設立する計画は、既に台湾の金融監督管理委員会(金管会)による審査が完了し、現在は中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の認可を待っている状況だ。
中信金をめぐっては、中信銀行国際(中国)、英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のマレーシア事業買収、農銀人寿保険への出資なども金管会の審査凍結で頓挫している。
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