高純度化学材料のトリケミカル研究所（本社・山梨県上野原市、太附聖社長）は15日、来年１月に新竹県に100％子会社の「三化電子材料」を設立すると発表した。資本金は1,000万台湾元（約3,400万円）。18年の生産開始を視野に入れる。
トリケミカルは半導体、太陽電池、光ファイバー向けに製品を開発、製造、販売している。台湾子会社設立について同社は、台湾は世界有数の半導体生産拠点であるとともに、同社販売の３割以上を占める主要市場であるためと説明した。同社の最終製品ユーザー数では４割を占める。
同社は新竹県に既に販売拠点として支店「三化科技」を持つ。子会社設立により、より密接かつ迅速に、ガスメーカー、商社を中心とした顧客のニーズに対応していく。
