ニュース 社会 作成日:2016年11月16日_記事番号:T00067456
南投県の山間部に位置する水里郷では、地域内を流れる川の上に架かる「鵲橋」で、5年ほど前からバンジージャンプが楽しめるサービスが提供されており、週末になると多くの観光客が度胸試しを行っていた。しかし、このバンジージャンプ、実は業者が監督機関の認可を受けずに営業していたことが明らかとなり「何かあったら誰が責任を取るのか」と批判を浴びている。
鵲橋はワイヤロープを使った全長225メートルの吊り橋で、川床から60メートルの高さに架けられている。2002年に供用を開始して以降、眺めの良さもあって観光客の人気散策コースの一部となっている。
そんな景観の良さに目を付けたのか、ある業者が5年ほどからここで週末にバンジージャンプサービスの営業を開始。体にロープを付けて橋に設置したジャンプ台から約40メートル下に飛び下りるもので、利用料金は1人当たり2,500台湾元。利用者は多く公式サイトの情報では11月分は予約が全て埋まっている。
12日に蘋果日報が現場を訪れた際も、観光客10人余りが鵲橋からのジャンプを楽しんでいた。記者の取材に対し業者は、以前から地元の役所に申請を行っているが、橋の使用許可が下りていないと認めた上で、安全基準を満たす設備を使用していると強調した。
一方、水里郷の陳癸佑郷長は、「鵲橋は通行用で、バンジージャンプ用に設置されたものではない」との理由で許可を出すつもりはないとの考えを示した。南投県工務処の簡育民処長も同様の考えで、許可を受けずにバンジージャンプを行った場合は法の規定により6万元の罰金を科すことができると説明した。
ただ、バンジージャンプという危険を伴うレジャーの無許可サービスを5年間も放置してきたことを批判する声も当然ながら上がっている。危険なレジャー活動を楽しむ場合は、信頼できる提供業者なのかどうかを慎重に確認した方がよさそうだ。
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