ニュース 機械 作成日:2016年11月17日_記事番号:T00067464
航空機・部品メーカーの漢翔航空工業(AIDC)と米GE(ゼネラル・エレクトリック)は16日、200~600キロワット(kW)の発電装置を共同開発することで覚書(MOU)を交わした。GEが可搬式発電システム「TM2500」の中核技術と部品を提供し、漢翔が機電の統合、設備の組み立て、建設作業を手掛け、台湾や東南アジア市場での商機獲得を目指す。17日付経済日報が報じた。
漢翔の夏康総経理(右)とGEのデービット・ロス総裁(左)。可搬式発電システムを設置すれば、大企業は比較的低コストで停電リスクに備えることができる(漢翔リリースより)
漢翔の杜旭純副総経理によると、用地取得や環境審査を除く設置作業だけで3~4年を要する一般の発電所に比べ、TM2500は設置から11日で試運転を終え、電力供給が可能になると説明。小規模な都市や大型企業にとって電力不足発生時の代替電力源としての利用が進むとの見方を示した。
TM2500は1基当たり約10億台湾元(約34億円)で、GEは3~5年で膨大な商機獲得が見込めると予想している。
また蔡英文政権が掲げる東南アジアなどとの関係強化を目指す「新南向政策」に応じて同市場に参入する台湾企業にとって、同発電設備は信頼できる動力源となると期待している。
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