ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

工業用紙3社、古紙価格値下げを要求か


ニュース その他製造 作成日:2008年4月14日_記事番号:T00006747

工業用紙3社、古紙価格値下げを要求か

 
 14日付経済日報が報じたところによると、第1四半期利益が事前予想を下回った永豊餘造紙、正隆紙業、栄成紙業の工業用紙大手3社は、川上の古紙回収業者に対し、14日から古紙価格を引き下げるよう通知を行ったとみられる。ただ、現在のところ下げ幅は決まっていないもようだ。

 正隆によると、1トン当たりの域内古紙価格は昨年7月の4,600台湾元から7,000元(約2万3,300円)へと50%以上値上がりしている。

 一方、新拓公司の陳勝煌代表は、域内古紙価格が長期にわたって工業用紙大手3社によって主導されていることが国際価格との差を生み出していると問題視。経済部が昨年8月に打ち出した、域内製紙会社保護のための古紙輸出禁止の判断が、世界貿易機関(WTO)の公正取引原則に違反していると行政院に対し請願を行った。

 これに対し正隆は、輸出禁止は3月までで終了していると反論し、域内古紙価格は輸出禁止以降も上昇を続け、既に国際相場と一致しており、工業用紙メーカーが価格を主導していないことが明らかだとして陳代表の発言を否定した。