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中鋼、Q3域内価格20%値上げも


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年4月14日_記事番号:T00006749

中鋼、Q3域内価格20%値上げも

 
 鉄鋼原料用石炭の国際価格が約2倍の200米ドルまで上昇するとの見通しから、中国鋼鉄(CSC)は、生産コストが増大するため、5月末に開かれる価格会議で第3四半期の域内向け製品価格を平均で約20%引き上げることもあり得るとしている。14日付工商時報が報じた。

 今年初、ブラジルの鉄鉱石が値上がりした後、オーストラリアのBHPビリトンも近く、冶金用石炭の長期契約価格を1トン当たり98米ドルから200米ドル前後まで約2倍値上げするとの観測が伝えられている。

 中鋼の鍾楽民執行副総経理は、まだ豪州の石炭サプライヤーから値上げ通知は受けていないが、豪州は石炭、鉄鉱石ともに値上げは確定的で、中鋼でも原料コスト増大が必至とみている。

 中鋼が1年に豪州、カナダから調達する鉄鋼原料用石炭は約850万トンで、今年の調達コストは200億台湾元(約665億円)上昇し、鉄鋼製品の生産コストも1トン当たり140米ドル上昇するとみられる。