ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

愛買が2店舗閉鎖、ネット通販台頭で赤字拡大【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年11月18日_記事番号:T00067500

愛買が2店舗閉鎖、ネット通販台頭で赤字拡大【表】

 量販店3位の愛買(aマート)はネット通販業者との競争で赤字が拡大しており、10月末に高雄店を閉店、来年初めには台北市の大直店も閉じる計画だ。同社は、台湾全土18店の整理を進め、残した店舗を全て黒字店舗にしたいと表明した。新規出店も計画しているが、これまで以上に慎重に行うという。18日付経済日報が報じた。

/date/2016/11/18/retail_2.jpg

 愛買は第3四半期の需要期の販促、高雄店閉店に向けた費用の増加が影響して、第1~3四半期は純損失1億3,600万台湾元(約4億7,000万円)と昨年通年の純損失4,300万元から赤字が拡大した。

 また、量販店2位の大潤発(RTマート)もネット通販との競争で収益が悪化しており、マーケティング強化で経営コストを削減する狙いだ。また、台湾全土22店の全面改装に25億元を投じ、買い物体験の質向上を図るほか、店舗拡大も計画している。

 一方、量販店最大手の家楽福(カルフール)は過去3年間に内部調整を進めたことで、昨年は大手3社の中で唯一、大幅な業績成長を果たした。今年第1~3四半期の純利益は前年同期比21.8%増の12億3,000万元で、既に昨年通年の純利益を上回っている。