ニュース 政治 作成日:2016年11月18日_記事番号:T00067503
李登輝元総統が17日付産経新聞のインタビューで、就任半年を目前にした蔡英文総統の手腕が期待した水準に及んでいないと批判したことに対し、黄重諺総統府報道官は同日、「蔡総統は李氏の問題提起と提案に非常に感謝している。政府は各項目の改革を全力で推進して国民の期待に応えたい」と謝意を示す発言をした。18日付聯合報が報じた。
産経新聞の1面トップに掲載されたインタビューは、台湾でも高い注目を浴びた(17日=中央社)
李元総統は、蔡総統に対し、内政面では「することが多過ぎ、司法改革は中途半端で、労働者の休暇の問題もはっきり決められない。あまり決断力と勇気がない」と批判。対中関係の「現状維持」政策では、「台湾の人々の考えとはかなりかけ離れているため支持率が落ちてきている」と述べた上で、今後もさらに支持率が低下すると予測した。
李元総統は台湾の対日関係について、「福島(など5県の)農産物の問題が解決できなければならない。日本との関係が一番大切だが、あまりにも薄れてしまっており離ればなれの状態だ」と指摘した。
聯合報は李元総統による蔡総統批判について、期待が高かったことの裏返しと分析した。
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