ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

馬前総統がマレーシア訪問、「前総統」の肩書削除され抗議


ニュース 政治 作成日:2016年11月18日_記事番号:T00067506

馬前総統がマレーシア訪問、「前総統」の肩書削除され抗議

 馬英九前総統は17日、マレーシア・マラッカで開かれた「第8回世界華人経済サミット」に出席した。しかし、現地の中国大使館による圧力を受け、現場で配布された資料からは「台湾前総統」という肩書きが削除された。18日付聯合報が伝えた。

/date/2016/11/18/18malaysia_2.jpg馬前総統は、中国に台湾を売ったと批判を浴びながらも両岸(中台)関係改善に尽力してきたのに、このような仕打ちを受けるとは理解し難いと憤った(17日=中央社)

 馬前総統は一度は退席して抗議することも考えたが、抗議の意味で「中華民国(台湾)前総統馬英九閣下」というネームカードを着用して出席した。

 馬前総統は「(中国は台湾に誠意を示すと言っているが)こういうやり方で何を示そうというのか」と不満をあらわにした上で、「今回の出来事で大陸との往来をやめることはないが、今後似たような状況に直面した場合には譲歩せずに論理で争いたい」と強調した。

 主催者側は結局、サミット開幕後、司会者が口頭で「台湾前総統」と紹介する形で収拾を図った。