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同性婚容認反対、立法院前で賛否双方にらみ合い


ニュース 社会 作成日:2016年11月18日_記事番号:T00067507

同性婚容認反対、立法院前で賛否双方にらみ合い

 立法院司法法制委員会が17日、同性婚容認に向けた民法改正案を審議を開始したことを受け、立法院前で賛成派と反対派がにらみ合う事態となった。特に反対派団体は白装束で約2万人が立法院を取り囲んだ。18日付蘋果日報が伝えた。

/date/2016/11/18/19LGBT_2.jpg同性婚反対派と警察が衝突し、約100人が立法院に進入した(17日=中央社)

 抗議活動を受け、法改正を主導し、司法委の召集委員を努める尤美女立法委員(民進党)は採決を経て、審議延期を宣言した。

 尤立法委員は民進党への政権交代前から同性婚容認に向けた民法改正を目指してきた。婚姻が「男女の当事者」によって成立するとの条項を「双方」と改める内容だ。洪耀福・民進党秘書長は先月末、賛成派の同党立法委員と共に性的マイノリティーのデモに参加した。立法院には今期、民進党、国民党、時代力量の3党が改正案を提出。調整の上、可決されれば、台湾は世界で21番目に同性婚を容認する国・地域となる。

 同日の審議で司法院は改正を支持。邱太三法務部長は手続きに沿った漸進的改正を主張し、来年2月に行政院に「伴侶法」改正を提案する考えを示した。国民党の立法委員からは社会の共通認識が十分出来上がっていないとして、30回以上の公聴会を開くことを要求した。

 一方、賛成派の同志家庭権益促進会、婦女新知基金などは立法院そばで審議の中継映像を見守り、時折赤い旗を振るなどして賛意を示した。