ニュース 社会 作成日:2016年11月18日_記事番号:T00067508
台北市には合計36体もの公式マスコットキャラクター、いわゆる「ゆるキャラ」が存在することをご存じだろうか。これまで15の機関が考案し、イベントなどに活用しているが、一部のキャラクターを除き、ほとんどが市民にさえ知られておらず、市議から「市を代表するキャラ1体にまとめるべき」といった声が挙がっている。
台北市労動局のゆるキャラ「OKMAN」(右1、右2)。おそらくこれも統合の対象になるだろう(台北市政府リリースより)
許淑華台北市議(民進党)によると、市の15機関はこれまで合計約450万台湾元の経費を投じて数々のゆるキャラを制作、登用してきた。しかし、2017年に同市で開催されるユニバーシアードのマスコット「熊讃Bravo」や10年に開催された台北国際花卉博覧会(花博)で登用された「花精霊」などは比較的知名度が高いものの、社会局の「母子鶏(ニワトリ)」、公務人員訓練処の「伴読狗e宝(イヌ)」、原住民族事務委員会の「勇豹・裏古烙(ウンピョウ)」、台北大衆捷運公司の「捷運龍」といったマイナーなキャラクターはほとんどその存在が知られていない。
また台北市で13年に全民運動会(日本の国体に相当)が開催された際、体育局が登用した、炎をイメージしたキャラクター「聖火宝宝」などは運動会終了後、市内の高校の床に放置され、だらりとした生気のない姿をさらしている。
許市議は17日の市議会で同問題について柯文哲市長に問いただしたところ、市長も「なぜこんなに多いのか」と疑問視する言葉を漏らし、今後、観光伝播局に市を代表するキャラクターの選定を指示し、統合を進めると表明した。
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