ニュース 石油・化学 作成日:2016年11月21日_記事番号:T00067521
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は17日、第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)でのMTBE(メチル第3ブチルエーテル)の生産規模拡大計画を決定した。新たに日産能力8,100バレルの生産施設を設け、早ければ2018年下半期の稼働を目指す。年産額は1億7,500万米ドルの予想。現有生産施設の日産能力は7,650バレルのため、2倍以上の拡大となる。19日付工商時報などが報じた。
MTBEは主にガソリンの添加剤に使用され、排ガスの揮発性有機化合物(VOC)を減少させる効果があり、大気汚染問題の改善が見込める。
台塑化は、MTBEは米国で地下水汚染の恐れによって2010年から全面使用禁止になったものの、欧州、アジアなどでは近年需要が高まっているため、増産計画を決定したと説明した。
台塑化は現在、生産したMTBEの一部を自社で使用するガソリンに利用しており、残りを中国、シンガポール、韓国に輸出している。
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