ニュース 商業・サービス 作成日:2016年11月22日_記事番号:T00067556
中央銀行(中銀)が21日発表した第3四半期の国際収支統計によると、旅行収支は14億300万米ドルの赤字で、前期の2.3倍に悪化した。中国人ツアー客の減少が最大の原因で、赤字額は、台湾海峡ミサイル危機のあった1995年第3四半期の18億6,500万米ドル、アジア通貨危機のあった97年第3四半期の15億800万米ドルに次いで3番目に大きかった。22日付工商時報が報じた。
中銀によると、第3四半期の訪台外国人旅行者は、前年同期比で3.1%減となり、このうち▽中国人旅行者、28.4%減▽日本人旅行者、18.4%増▽韓国人旅行者、51.5%増──と中国人旅行者の減少が顕著だった。中国人旅行者はツアー客が51%減、個人旅行者が4.3%減と、ツアー客は前年同期比で半分以下に減った。
一方、第3四半期は台湾人の海外旅行が全体では前年同期比で11.6%増となったことも、旅行収支の悪化に影響した。このうち海外旅行の約30%を占める日本が9.4%増、25%を占める中国は11.6%増だった。
なお第3四半期の金融収支は143億3,000万米ドルの赤字で、第2四半期の155億5,000万米ドルより縮小したものの、過去最長の25四半期続での赤字となった。この期間の累計赤字は2,841億9,000万米ドルに達した。
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