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10月輸出受注0.3%増、予想を大幅に下回る【図】


ニュース その他分野 作成日:2016年11月22日_記事番号:T00067557

10月輸出受注0.3%増、予想を大幅に下回る【図】

 経済部統計処が21日に発表した10月の輸出受注総額は426億8,000万米ドルで、前年同月比では0.3%増と3カ月連続でプラス成長となったものの、予測値の2.2~4.6%増を大幅に下回ったほか、前月比では0.7%減となった。林麗貞統計処長は、過去2年はスマートフォンやハイエンドノートパソコンの受注が10月にピークを迎えていたが、今年は予想したほどの増加がみられなかったためと説明した。22日付工商時報が報じた。

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 製品別の10月輸出受注額は、電子製品が114億5,000万米ドル(前月比1.2%減、前年同月比5.6%増)と10月としては過去最高だった。またベースメタルが21億米ドル(前月比4.3%増、前年同月比4.1%増)、機械が16億7,000万米ドル(前月比2%増、前年同月比3.1%増)と、前月比、前年同月比ともにプラスとなった。

 国・地域別の輸出受注額は▽米国、129億5,000万米ドル(前月比0.4%増、前年同月比1.3%減)▽中国、95億7,000万米ドル(前月比1.6%減、前年同月比7.4%増)▽欧州、94億9,000万米ドル(前月比0.4%増、前年同月比1.8%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、47億2,000万米ドル(前月比8.1%増、前年同月比7.3%増)▽日本、22億4,000万米ドル(前月比4.8%減、前年同月比13.1%減)──と、日本、米国以外は前年比プラス成長だった。

 林処長は今後の展望について、世界的に経済成長が減速しているものの、欧米での年末の需要期に向けた在庫の積み増しやモバイル製品やノートPCの新製品発売で輸出受注が増加すると予想。11月輸出受注総額は418億~428億米ドルで、前年同月比2.6~5%増になるとの見方を示した。