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国光生技の抗凝固薬、17年1月から欧州へ出荷


ニュース 医薬 作成日:2016年11月23日_記事番号:T00067584

国光生技の抗凝固薬、17年1月から欧州へ出荷

 ワクチン製造の国光生物科技(アディミューン)は22日、中国の天道医薬と提携して生産する抗凝固薬、エノキサパリンナトリウムの注射剤を来年1月から欧州向けに出荷すると発表した。年間出荷量は1,000万本以上を見込む。国光生技は2億台湾元(約7億円)を投じて工場の生産能力を現在の2,500万本から1億本に拡大する計画だ。23日付蘋果日報が報じた。

 国光生技と天道医薬は2014年より提携。天道医薬から原料薬の提供を受け、国光生技が無菌充塡(じゅうてん)する。15年11月に欧州医薬品庁(EMA)から工場のGMP(適正製造規範)認証を取得したほか、今年7月には欧州連合(EU)の医薬品承認も取得した。

 欧州のエノキサパリンナトリウム需要は年間約3億6,000万本で、現在は仏サノフィのみが供給している。国光生技の高聖凱業務副総経理は、天道医薬とシェア50%を目指すと語った。また、欧州開拓後は米国でも医薬品承認を申請するとの方針を明らかにした。