ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年11月24日_記事番号:T00067604
台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム北中部ハティン省に建設したベトナム大型製鉄所、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)の幹部はこのほど、製鉄所内に計画する19施設のうち、16施設で当局から試運転の承認を得ており、来年第1四半期には製鉄所全体での試験生産が可能との見通しを示した。早ければ同年下半期に本格的な量産が実現する見込みだ。23日付聯合晩報が報じた。
同製鉄所は、ベトナム政府から周辺海域で発生した魚の大量死問題の原因となったと指摘され、5億米ドルの賠償に加え、53項目に上る改善を求められたが、賠償金は既に完納し、改善についても後は高炉と錬鋼関連施設の試運転許可を取得するのみとなっている。
ただベトナム当局は依然、高炉の許可については厳格な姿勢で、台プラは「必ず過失ゼロを実現させ、その上で稼働させる」と慎重姿勢を示した。
一方で聯合晩報は、ベトナムは鉄鋼製品について保護貿易主義を打ち出しており、同製鉄所が正式に稼働すれば市場の開拓に間違いなく有利に働くと指摘している。
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