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単結晶ウエハーが不足、太陽電池メーカーの出荷に影響


ニュース その他製造 作成日:2016年11月24日_記事番号:T00067606

単結晶ウエハーが不足、太陽電池メーカーの出荷に影響

 台湾の太陽電池業界では第4四半期に入り、高効率単結晶PERC電池を中心に急速に受注が増えているが、太陽電池用単結晶シリコンウエハーの中国最大手、西安隆基シリコンマテリアルが出荷を減少させており、出荷に影響が出ている。24日付電子時報が報じた。

 台湾の太陽電池用シリコンウエハーメーカーでは、友達晶材(AUOクリスタル)が単結晶製品を手掛けている以外は、大部分が多結晶シリコンを生産しており、台湾の単結晶シリコンウエハー需要の約8割が中国からの輸入に頼っている。また中国の単結晶シリコンウエハーメーカーのうち現在、台湾への供給の主力は隆基で、これに天津中環半導体が続く状況となっている。

 しかし隆基は現在、大口顧客を優先して出荷を行っているため、台湾メーカーからの受注に応えられない状態となっている。こうした中、中環が新たな生産ラインを稼働させたほか、中国の保利協鑫能源控股(GCL)や台湾の友達晶材が単結晶製品の生産拡大し、台湾市場からの受注獲得を目指している。