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台湾国際マシンツールショー、台中で開幕【表】


ニュース 機械 作成日:2016年11月24日_記事番号:T00067607

台湾国際マシンツールショー、台中で開幕【表】

 工作機械の見本市「台湾国際工具機展(台湾国際マシンツールショー、TMTS)は23日、5日間の日程で大台中国際展示センター(大台中国際会展中心、GTIEC)で開幕した。主催者の台湾区工具機零組件工業同業公会(TMBA)は、会場での受注額を80億台湾元(約280億円)以上と見込んでいる。24日付工商時報が伝えた。

/date/2016/11/24/05machine_2.jpg林全行政院長(左5)は、機械工業は「5大産業創新(イノベーション)計画」の一つで、スマート製造とインダストリー4.0の統合に向けて推進すると述べた(23日=中央社)

 今回の見本市には工作機械メーカー、部品メーカー計700社が出展している。出展企業数は前回を8%上回った。

 今年は「スマート製造、インダストリー4.0に向けて」をテーマに、機械と機械が通信ネットワークを介して互いに情報を授受する「M2M」、設備のバーチャル統合、スマート化したフレキシブル生産システムなどが展示されている。

 例えば、工作機械最大手、台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)は「V4.0スマート自動化生産ライン」を今月発表し、6つのスマート生産システムを出展。東台精機(東台マシン&ツール)集団は数値制御(NC)とパソコンを統合したツール・コントロール・システム(TCS)6台を展示している。

 台湾区工具機零組件公会の厳瑞雄理事長(東台集団董事長)は、米大統領選でのトランプ氏当選について、「プラスの見方とマイナスの見方が交錯するが、米国人の投資は模様眺め傾向になるとみている。ただ、外国企業による米国への工場投資は増えそうだ」と述べた。

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 また、今後の業況見通しについては、「台湾工作機械業界は2年連続で低迷したが、景気は底入れしたのではないか。自動車・バイク、航空宇宙産業による需要は依然存在しており、来年の景気は今年より改善する」と予想した。