ニュース 政治 作成日:2016年11月24日_記事番号:T00067612
今週ペルーの首都リマで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、台湾から特使として派遣された宋楚瑜・親民党主席が、会議前に中国の習近平国家主席と10分間にわたって会話したと宋主席側近の親民党立法委員、李鴻鈞氏が台湾メディアに説明したことについて、中国の外交関係者は「2人はあいさつを交わしただけで、時間は1分にも満たなかった」と述べ、李氏の発言を否定した。24日付聯合報が報じた。
宋主席は23日夜に帰台。親指を立ててAPEC出席は成功だったとアピールした(23日=中央社)
同関係者は、休憩室で待っていた宋主席が、入室した習主席に近づいてあいさつしたが、会話はごく短いもので、宋主席による経済分野の提案に習主席は何ら返答せず、別の首脳とのあいさつに向かったと説明。李氏は「双方は台湾の中小企業に対し、変わりない支援を行う点で意見が一致した」と説明しており、中国の関係者の話が真実であれば、李氏は宋主席の政治的価値を高める目的で話を誇張した可能性がある。
李氏が「10分間会話をした」と発言したために、中台関係の改善を意味するのかといった分析が台湾メディアで出されていた。
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