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エイサーがAIOに注力、台湾デスクトップシェア拡大へ


ニュース 電子 作成日:2016年11月25日_記事番号:T00067634

エイサーがAIOに注力、台湾デスクトップシェア拡大へ

 台湾のデスクトップパソコン市場はマイクロソフト(MS)の最新OS(基本ソフト)、ウィンドウズ10搭載機種への買い替え需要が繰り越された影響で、今年の出荷台数が前年比7%減少すると予想されている。こうした中、宏碁(エイサー)は1~9月のシェアを31%へと前年同期の25%から伸ばした。エイサーはオールインワン(モニター一体型、AIO)PCや小型デスクトップPC、大型の政府調達案件に注力して、来年第3四半期にシェアを35%以上に拡大する構えだ。25日付工商時報が報じた。

 エイサー台湾地区ブランド製品マーケティング企画処の廖国清製品経理はAIO PCの販売計画として、12月3~11日に世界貿易センター1号館(台北市信義区)で開催されるIT(情報技術)製品の展示即売会、資訊月(ITマンス)で、1万5,900台湾元(約5万7,000円)の入門機種、2万900元のミドルエンド機種、2万5,900元のハイエンド機種を販売し、消費者向けPC需要を取り込むと説明した。2万元の機種が5割を占める台湾AIO PC市場で、大幅な出荷シェア拡大が見込めると話した。

 台湾のPC販売業者が行った市場調査によると、1~9月の台湾デスクトップPC市場でAIO PCが占める割合は約5%。エイサーが出荷するデスクトップPCのうちAIO PCの割合は現在約6%だが、同社は来年の第1四半期末までに15%まで高める目標を掲げているという。