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ハイウィンと台湾シーメンス、インダストリー4.0推進で覚書


ニュース 機械 作成日:2016年11月25日_記事番号:T00067640

ハイウィンと台湾シーメンス、インダストリー4.0推進で覚書

 工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)と台湾シーメンスは24日、台湾工作機械産業のインダストリー4.0(第4次産業革命)推進や台中市が進める「スマートマシンシティー」計画に協力することで提携の覚書(MOU)を交わした。今後、ハイウィンのダイレクトドライブモーター搭載ロータリーテーブルやボールねじ、リニアガイドとシーメンスの制御装置を組み合わせて台湾メーカーの5軸加工設備への応用を進める。25日付工商時報が報じた。

 ハイウィンの卓永財董事長は、今年8月に独シーメンス社の総裁が来台してハイウィンの工場を視察し、協議を行ったことが今回の提携につながったと説明。今後、ハイウィンはシーメンス製制御装置の台湾メーカーへの販売に協力するほか、ハイウィンのロボットと工作機械との連携に必要な制御装置をシーメンスから調達する。

 なお既に工作機械メーカーの台湾麗馳科技(リッツ・ハイテック)と百徳機械(クアサー・マシン・ツールズ)が5軸加工設備にハイウィンの部品とシーメンスの制御装置を採用しているほか、ハイウィンは日本の小型精密減速機メーカーとも受注交渉を進めており、早ければ来年4~5月に納品する予定だ。