ニュース 金融 作成日:2016年11月25日_記事番号:T00067642
銀行、証券・先物、保険を含む金融業全体の収益は今年、2013年以降で最低の水準まで落ち込むと予想されている。25日付蘋果日報が伝えた。
金融監督管理委員会(金管会)によると、今年1~10月の金融業全体の利益は4,290億台湾元(約1兆5,000億円)で、特に保険業は前年同期を3割近く下回る1,076億元にとどまり、このうち生保は462億元の大幅減となった。銀行業は5.8%減の2,976億元、証券・先物業は1.6%減の238億元だった。
銀行業界ではターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれるデリバティブによる損失や最近の復興航空解散、証券業界での取引低迷や楽陞科技(XPECエンターテインメント)に対する株式公開買い付け(TOB)不履行など悪材料が重なった格好だ。保険業界では責任準備金の積み増しや保険金給付の増加が重荷になった。
金融業全体の利益は14年に5,000億元の大台を突破し、5,428億元を記録。15年は5,614億元まで増加していた。
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