ニュース 金融 作成日:2016年11月25日_記事番号:T00067643
金融持ち株会社、新光金融控股の株価が24日、ストップ高となる7.78台湾元(約28円)まで上昇し、1年以上ぶりの高値水準となった。背景には来年の役員改選に向けた議決権確保争いがあるもようだ。25日付工商時報が伝えた。
消息筋によると、新光金控の経営主導権奪取を狙う大株主、新勝公司の洪文棟董事長が最近、外部勢力を結集し、新光金控の株式を買い増しているもようだ。来年の役員改選に向けた動きとみられ、新光金控の呉東進董事長一族との経営権争いがエスカレートしそうだ。
来年の役員改選では、新光金控に対する持ち株比率が5%に迫った鑒機公司がキャスチングボートを握るため、洪文棟氏は鑒機公司を率いる宝佳機構の林陳海董事長に支持を働き掛けるとみられる。
新勝公司は今年6月の新光金控の年次報告書によれば、新光三越百貨、新光医院に次ぐ3位株主で、呉、洪両家が株主として加わっており、呉氏4兄弟は全て新勝の董事に名を連ねる。しかし、新勝は近年の増資の大半を洪家が引き受け、洪家は新勝の経営主導権を掌握。洪文棟氏は今年3月に死去した呉桂蘭氏に代わり、新勝の董事長に就任していた。
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