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蔡同栄氏、民進党主席に立候補


ニュース 政治 作成日:2008年4月15日_記事番号:T00006767

蔡同栄氏、民進党主席に立候補

 
 民進党のベテラン立法委員で、民間全民電視(FTV)の創設者である蔡同栄氏が14日、同党の次期主席選挙への立候補を申請した。蔡氏は、総統選の敗戦を受けて羅文嘉氏や段宜康氏ら党内若手リーダーらが党改革の声を上げていることに対し、「彼らは台湾の独立建国を堅持しておらず、それが私との最大の違いだ」と批判した。

 一方、羅氏や段氏など次世代グループの十数人は14日、党改革の方向性について会議を開催した。グループのスポークスパーソンである沈発恵立法委員によると、16日に党職員60余人らと共に拡大会議を開催し、党の核心的価値や組織改造などについて改革意見を発表する。党主席の候補者については、次世代グループの改革案に賛同する候補者を支持するとしている。

 謝長廷主席は今月11日、「台湾アイデンティティーは既に民進党の専売特許ではなくなった。台湾の主体性を強調するだけでは、人民の過半数の支持を得ることはできない」と語っている。

 一方で、台湾独立を目指す民進党の核心価値は堅持すべきという声は根強く、将来政権党に返り咲くという目標に向けていかなる方向性を探っていくのか、同党は大きな岐路に立たされている。