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「両岸関係改善は時間が必要」、馬次期総統


ニュース 政治 作成日:2008年4月15日_記事番号:T00006768

「両岸関係改善は時間が必要」、馬次期総統

 
 馬英九次期総統は14日、博鰲(はくごう)アジアフォーラム」(中国海南省)での蕭万長次期副総統と胡錦濤中国国家主席との会談を受けて行った記者会見で、中台関係を大きな氷山に例えて、「速く溶かし過ぎると洪水が起きてしまう」と語り、関係改善に時間をかけて取り組む姿勢を示した。 

 蕭胡会談については「成功だった」と評価。就任後は海峡交流基金会(台湾)と海峡両岸関係協会(中国)による、双方の窓口機関による対話を直ちに進めるという考えを示した。

 また、今後の中台対話は、「一つの中国、それぞれの解釈」のいわゆる「1992年の共通認識(92共識)」が既に支柱として確立したという見方も明らかにした。馬次期総統によると、ブッシュ米大統領と胡主席が先日電話会談を行った際、この点が確認されたという。その上で、「米国、中国大陸、国民党、民進党の4者のうち、3者までが92共識を確認した」と説明した。