ニュース 電子 作成日:2016年11月29日_記事番号:T00067680
29日付工商時報によると、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は来年下半期に台湾積体電路製造(TSMC)の10ナノメートル製造プロセスを採用したミドル~ハイエンドスマートフォン向け10コアSoC(システム・オン・チップ)「Helio P35」の量産に入るとの観測が出ている。同業のクアルコムが今年下半期、中国スマートフォン向け市場においてシェアを挽回する中、メディアテックは、同チップにより再度シェアを奪還するとともに粗利益率の改善を図りたい考えとされる。
今年、中国の通信キャリアがスマホ購入補助の対象を「LTEカテゴリー7(Cat.7)」対応機種に限定したことから、ロー~ミドルエンド機種を主なターゲットとするメディアテックはシェアが縮小し、値下げにより受注を確保せざるを得ない状況となり、第3四半期の粗利益率は35.2%と過去最低水準に落ち込んだ。
「P35」は来年第1四半期に量産開始を予定するCat.7対応の10コアSoC「Helio X30」に比べ、マスター周波数で若干劣るものの、現在の「P25」からは消費電力などの性能が大幅に向上するとみられる。
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