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ハイウィンのかさ歯車研削盤、受注好調


ニュース 機械 作成日:2016年11月29日_記事番号:T00067684

ハイウィンのかさ歯車研削盤、受注好調

 工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の卓永財董事長は、傘下の陸聯精密(ルーレン精密)が開発した5軸同時制御のかさ歯車研削盤について、独シーメンスのコントローラー、ハイウィンのドライバーモーターを採用した製品(販売価格4,000万円)が17~22日に開催された日本国際工作機械見本市(JIMTOF)で3台売れたと明かした。また、台湾の智研科技(インテク・テクノロジー)のコントローラー、ハイウィンのモーターを採用した製品(約1,000万台湾元=約3,500万円)が、23~27日に開催された台湾国際工作機械展(TMTS)で歯車メーカーの華鏞機械工業から3台、介隆興歯輪(NKL)から2台受注し、別に3台も受注に向け交渉中と明らかにした。29日付工商時報が報じた。

 歯車研削盤の生産コストのうちコントローラーとモーターが約30%を占めるという。ルーレン精密の5軸同時制御のかさ歯車研削盤は販売価格が欧米大手の製品の4分の1~3分の1。台湾製コントローラー、モーターを採用したかさ歯車研削盤は新竹工場で生産する計画のようだ。

 卓董事長は、歯車加工機の世界2大メーカーは米グリーソンと独クリンゲルンベルグで、グリーソンの年間売上高は10億米ドルに上ると指摘。ルーレン精密の今年の売上高は5億~6億元の見通しで、黒字化は見込めないが、来年は歯切り加工事業に参入し、将来的に年間売上高1億米ドル規模の大手工作機械メーカーに育てたいと述べた。