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パワーテック、「紫光集団との提携諦めず」


ニュース 電子 作成日:2016年11月30日_記事番号:T00067703

パワーテック、「紫光集団との提携諦めず」

 経済部投資審議委員会(投審会)が、中国の国有半導体大手、紫光集団による台湾の半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)への25%出資計画について、年内認可は困難との見通しを示したことを受け、パワーテックの蔡篤恭董事長は29日、来年1月の出資覚書の期限までに実現する可能性は低いと認めた。ただ、出資計画が実現できなくても、紫光集団との提携の可能性を諦めないと表明した。30日付経済日報が報じた。

 パワーテックはもともと、紫光集団が米半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーを買収、またはマイクロンとの提携により中国工場を設置すると見込んで、紫光集団から出資を受け入れる計画だったという。しかし、証券会社によると、米政府が紫光集団によるマイクロンの買収、出資、技術提携のいずれにも反対しているため、紫光集団はDRAMへの投資が行き詰まっている状態だ。

 一方、パワーテックがマイクロンとの提携により中国・陝西省西安市に設立したパッケージング工場は下半期に量産を開始し、月産能力は8,000万個に達している。蔡董事長は、来年第1四半期に月産能力を1億個以上にし、将来的に台湾を上回る1億2,000万個を目指すと述べた。