トランプ次期米大統領は29日、運輸長官に台湾系のイレーン・チャオ氏（63、華人名・趙小蘭）を起用すると発表した。チャオ氏は台北出身で８歳で家族とともに米国に移住しており、30日中央社電は、トランプ新政権による台湾支持の度合いが強まる効果が期待できると指摘した。
昨年10月に在米華僑界のイベントに出席した際のチャオ氏（右）。左は父親のジェームス・チャオ氏（中央社）
チャオ氏は2001年よりジョージ・Ｗ・ブッシュ政権で労働長官を８年間務めており、入閣は二度目。初入閣の際はアジア系で初の閣僚となったことが話題を呼んだ。
台湾政界とも交流を持ち、今年10月に訪台して蔡英文総統と会談している。馬英九前総統が2013年にトランジットでニューヨークを訪れた際は、ホテルを訪れて面会した。
