ニュース 運輸 作成日:2016年12月1日_記事番号:T00067747
長栄集団(エバーグリーン・グループ)創業者、張栄発氏の死去をきっかけに起きた後継者争いで敗れた四男で元長栄航空(エバー航空)董事長の張国煒氏が独自に新たな航空会社「星宇航空」の設立を計画していることが分かった。1日付蘋果日報が報じた。
張国煒氏は張栄発氏がもうけた四男一女のうち唯一、後妻との間に生まれた。張国煒氏は今年初め、「預金や株式の全てを張国煒氏に相続させる」とする張栄発氏の遺言が存在すると主張し、長栄集団の経営権引き継ぎに動いたことで兄弟間の対立に発展。長男の張国華氏らとの争いに敗れ、長栄集団総裁、長栄航空董事長などを相次いで解任されていた。
長栄航空の元広報担当者、聶国雄氏は30日、張国煒氏が経済部商業司に会社名称申請を行ったことを明らかにした。現時点では社名の使用権を押さえただけで、期限の来年5月16日までに会社設立の登記申請を行うことになる。
張国煒氏は国際線に参入し、ハイエンドのビジネス客をターゲットとする事業構想を描いているもようだ。初期の保有機体は10機以内を見込むという。来年上半期にも交通部民用航空局(民航局)への申請を行い、事業開始は1年半~2年後の見通しとされる。
張国煒氏をめぐっては、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長との提携説も流れていたが、聶氏は「郭氏と合弁について接触してはいない」とし、新会社については、本社所在地、株主、資本金などが固まった段階で改めて説明を行うと説明した。
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