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中興百貨ビル、今月中に売却先決定へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年4月15日_記事番号:T00006776

中興百貨ビル、今月中に売却先決定へ


 台北市の老舗デパート、中興百貨の鮑佩鈴総経理は14日、財務危機の打開に向けた建物の売却交渉が今月中にも妥結する見通しになったことを明らかにした。15日付経済日報が伝えた。

 交渉相手は旺旺集団、香港系の不動産開発業者、小売業者など3~4社で、金額は15億~17億台湾元(約50億~56億8,000億円)となる見通し。当初の希望価格20億元を下回るものの、9億元近い累積債務の返済にめどが付く。中興百貨は先月、英国系大手不動産投資コンサルティング会社サビルス(第一太平戴維斯)に身売り先の仲介を依頼していた。

 中興百貨は7月末までに閉店セールを開き、営業を終了する予定だ。ただ、鮑総経理は「売却するのは不動産だけで、中興百貨の商標を手放す考えはない」と述べた。建物を買収した投資家が店舗の営業継続を希望する場合は、引き続き店舗運営を担当する方針だ。