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南投県で鳥インフル、2488羽を殺処分


ニュース 社会 作成日:2016年12月2日_記事番号:T00067778

南投県で鳥インフル、2488羽を殺処分

 行政院農業委員会(農委会)動植物防疫検疫局(防検局)は1日、南投県の食肉処理場で先月27日にニワトリに鳥インフルエンザのような症状が見られ、検査したところH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスへの感染が確認されたため、2,488羽を殺処分したと発表した。農委会では感染拡大を防ぐため、予防態勢を強化している。2日付工商時報が報じた。

 台湾では昨年、鳥インフルエンザが大流行し、養鶏場1,004カ所、食肉処理場25カ所で感染が確認され、大規模な殺処分が行われた。このため、農委会は渡り鳥が到来する冬を前に、養鶏農家に対しワクチン接種を要請しており、接種率は96%に達しているという。

 なお台湾で流行する鳥インフルエンザウイルスはH5N8型またはH5N2型が主となっているがこれらのウイルスが鳥から人間に感染することはないという。しかし現在、日本や韓国で確認されているH5N6型ウイルスはこれまでに中国で鳥から人間に感染したほか、死亡例も出たと伝えられており、防検局は警戒レベルを引き上げ、渡り鳥生息地での死がい検査数を増やし、養鶏農家にできるかぎり密閉式飼育を行うよう呼び掛けている。