ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

第4原発の完成遅れ、50億元の予算増


ニュース 公益 作成日:2008年4月15日_記事番号:T00006778

第4原発の完成遅れ、50億元の予算増


 台湾電力の陳貴明董事長は14日、民進党政権下の建設一時中断などで工事が著しく遅れている第4原子力発電所(台北県貢寮郷)の完成時期が2009年7月より少なくとも3カ月遅れ、50億台湾元(167億円)余りの追加投資が必要になる恐れがあることを明らかにした。15日付経済日報が伝えた。

 陳董事長は、「1号機の運転開始は楽観的に予測しても09年10月になる」と述べた。

 第4原発の完成予定が延期されるのは、01年の建設再開以来2回目で、投資額は既に計画当初の1,888億元から2,335億元にまで膨らんでいる。行政院経済建設委員会は07年に投資額の増額は認めないとの条件付きで447億元の予算増額を認めていた。第4原発は「世界で最も高価な原発」と皮肉られている。

 一方、低レベル放射性廃棄物最終処分場の建設先決定に向けた委員会の会合が28日に予定されているが、経済部は政権移行期に建設地を決定することに難色を示しており、会合は5月の馬英九新政権発足後に先送りされる可能性が高まった。