工業技術研究院（工研院）産業経済趨勢研究センター（ＩＥＫ）によると、台湾プリント基板（ＰＣＢ）メーカーによる中台での第３四半期生産額は前期比13％増、前年同期比0.8％増の1,497億台湾元（約5,300億円）で、予想を上回った。2016年生産額予測は前年比1.93％減の5,638億元に上方修正した。３日付工商時報などが報じた。
ＩＥＫは第３四半期について、アップルのスマートフォン新機種「iPhone7」の出荷が従来予想を上回り、臻鼎科技控股（ＺＤＴ）、台郡科技（フレキシウム・インターコネクト）などフレキシブルプリント基板（ＦＰＣ）のサプライヤーが伸びたと説明した。
ＩＥＫは第４四半期は1,545億元で今年最高になると予測した。iPhone7のほか、ソニー・インタラクティブエンタテインメント（ＳＩＥ）の「プレイステーションＶＲ（ＰＳＶＲ）」などがＰＣＢ需要を押し上げる見通しだ。
