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三福気体、工業用ガス工場を新設


ニュース 公益 作成日:2008年4月15日_記事番号:T00006779

三福気体、工業用ガス工場を新設


 工業用ガス大手の三福気体は、水素ガス需要の増加を見込み、今後2年間で100億台湾元(約334億円)を投資し、複数の新工場を建設する計画だ。15日付工商時報が伝えた。

 雲林科技工業園区では、天然ガスを原料とする同社の高純度水素ガス工場が完成し、14日に落成式が行われた。新工場の生産能力は毎時2,500立方メートルで、高雄工場、蘆竹工場の合計の2倍に達する。専用タンクローリーに積み込まれ、旭硝子顕示玻璃(AGC)、奇美電子(CMO)、瑞晶電子 (レックスチップエレクトロニクス)などの主に電子、鉄鋼、ガラスなどの業界向けに供給される。今後は自動車用燃料などクリーンエネルギーとしての利用も見込む。

 三福気体は窒素工場を主要顧客の工場に付設する作業を進めており、中部科学園区后里園区の瑞晶電子工場内のプラントが近く完成する。また、奇美電子の樹谷園区にも窒素工場を設け、第6世代液晶パネル工場向けに供給する。完成は来年下期を見込む。