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台南スピニング、ベトナム工場を拡張へ


ニュース その他製造 作成日:2016年12月5日_記事番号:T00067793

台南スピニング、ベトナム工場を拡張へ

 台南紡織(台南スピニング)は来年、ベトナム南部のドンナイ省ニョンチャック工業団地にある太子龍工場第2期の第2段階として、5万スピンドル規模の拡張を行う。投資額は5億~6億台湾元(約18億~21億円)を見込む。5日付経済日報が伝えた。

 機材調達は来年初め以降に開始し、設置作業に3カ月から半年を要するため、試験操業は来年後半以降となる予定だ。第1段階(3万スピンドル)は機材の設置が完了し、現在試験操業段階にある。

 同社のベトナム工場は今年1~9月に1億4,900万元の利益を上げ、台南スピニングの連結税引き前利益の3割近くを占める主要生産拠点となっている。

 台南スピニングは、新たな収益源を開拓するため、長繊維、短繊維の特殊商品の開発に力を入れている。新製品は現在米大手下着メーカーにサンプルを提出している段階で、受注が確定すれば、特殊繊維分野でも実力を認められたことを意味する。

 侯博明董事長は「商品の特殊性を高め、収益能力を永続させる必要があるため、特殊性・機能性商品が売上高に占める割合を3割にまで高める内部目標を設定した」と説明した。