ニュース 運輸 作成日:2016年12月5日_記事番号:T00067799
桃園市交通局は2日、台北駅と桃園国際空港などを結ぶ台湾桃園国際機場捷運(桃園空港MRT)の運賃についての審議委員会を開催し、途中停車駅の少ない「直通車」、普通列車とも初乗り運賃を30台湾元(約106円)、最も遠い区間で160元とすることを決定した。3日付工商時報が報じた。
今回の決定によると、桃園空港MRTの台北駅~桃園空港第1ターミナル駅までの乗車は160元で、空港までの運賃は高速バス利用の125~145元より高く、台湾高速鉄路(高鉄)利用の190元より割安となる。また所要時間は36分と、高速バスの55分、高鉄の40~55分より短くなる。
鄭文燦・桃園市長は経営コストを基礎として計算すると、台北駅~桃園空港第1ターミナル駅間の運賃は270元となるが、市民の負担が大きくなれば同MRTを建設した効果が薄れるため、160元に抑えたと説明した。
また交通部高速鉄路工程局(高鉄局)は3~4日に専門家18人とともに、初めてとなる桃園空港MRTの実地検査を行い、大枠で合格との判断を下した。既に第三者機関による運営の安全に対する認証も取得しており、今後再検査で改善点を確認し、春節(旧正月、2017年は1月28日)明け3月末までに開通できる見通しとなった。
なお桃園空港MRT開通後、台北駅でのチェックインや荷物の配送サービスの提供を開始する計画で、まず中華航空(チャイナエアライン)と長栄航空(エバー航空)の乗客が同サービスを利用できるようにし、最初の2年間はサービス料を無料とする。
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