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オフショア発電機材用埠頭、TPCが台中港に


ニュース 公益 作成日:2016年12月5日_記事番号:T00067802

オフショア発電機材用埠頭、TPCが台中港に

 台湾電力(TPC)は、港湾運営会社の台湾港務台中港務分公司から年内にも埠頭(ふとう)2カ所(面積12ヘクタール)を賃借し、台湾で初となるオフショア(洋上)風力発電機材専用の埠頭や組立工場・倉庫を整備する。契約期間は20年で、賃借料は合計34億台湾元(約120億円)。4日付工商時報が伝えた。

 今回の埠頭整備は、彰化県沖でのオフショア発電所の整備が本格化することに沿った動きで、TPCはデンマークにある世界最大のオフショア発電機材港湾であるエスビャウ港をモデルに埠頭整備を進める計画だ。台中地域でのオフショア風力発電機材組み立て・輸送需要は1,800億元が見込まれる。

 双方は専用埠頭の拡張も視野に入れ、合弁会社「離岸碼頭営運公司」を設立することも計画している。

 TPC幹部は「オフショア発電機材専用埠頭は専用設備と組立を行う一貫工場を備えており、コストを抑制できる。TPCが今後彰化県沖のオフショア発電所に運ぶ発電機は全て台中港で組み立てを行い、作業船で海上に運ぶことになる」と説明した。専用埠頭では年間50基の風力発電機を組み立てることが可能だ。

 彰化県沖のオフショア発電所は260基規模で、港湾整備に2年かかるため、機材積み出し開始は2018年、最初の発電機設置は19年となる予定だ。