ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

IC設計業界、受注前倒しで来年Q1業績に懸念


ニュース 電子 作成日:2016年12月6日_記事番号:T00067810

IC設計業界、受注前倒しで来年Q1業績に懸念

 来年1月28日の春節(旧正月)に向けて中国のスマートフォンメーカーなどが11月から在庫積み増しを開始していることにより、IC設計業界では例年非需要期に当たる第4四半期も今年は好業績が予想されている。一方で受注の前倒しに加え、春節連休により2月は営業日が少ないことから来年第1四半期は業績の低迷が見込まれ、台湾のあるアナログICサプライヤーは「前期比30%以上の減収となる」と懸念している。6日付電子時報が報じた。

 アナログIC設計業者によると、これまで中国のスマホブランドや受託メーカーが積極的な在庫積み増しを進めていた影響で、スマホ関連チップは受注見通しが良好だった。しかし、ローエンドの第4世代移動通信システム(4G)スマホおよび3Gスマホ向けは第4四半期より受注量が減少に転じており、来年第1四半期も見通しが悪いという。

 また台湾のある液晶パネル駆動ICのサプライヤーも、来年第1四半期は中国顧客が製品の新旧入れ替えを行う時期に当たるため、受注が減少すると予想している。