ニュース 電子 作成日:2016年12月6日_記事番号:T00067813
台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀(モリス・チャン)董事長は5日、全国科学技術会議で、台湾政府がハイテク産業に対し進むべき方向性を指し示せていないことを批判し、「企業が発展方向を見失っている」と現状に警鐘を鳴らした。6日付工商時報が伝えた。
張董事長は、中国の「紅色供給網(レッドサプライチェーン)の台頭や、トランプ米次期大統領による製造業の米国回帰呼び掛けといった新たな局面が生じても、台湾政府は業界にモデルチェンジを求めるだけだ。業界に問題を解決しろというのか」と指導力をやり玉に挙げた。
張董事長はさらに「1980年代には業界が熱心に会議に参加し、発展の方向を見つけ出すことができたが、当時のような盛り上がりはもうない。政界、学界は抽象的なテーマばかり議論している」と嘆いた。
全国科学技術会議は4年ごとに開かれており、政府は今回700人に招待状を出したが、出席者は400人前後にとどまった。張董事長は86年から8回連続で出席している。
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