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中油と中国3大石油集団、提携による石油探鉱を模索


ニュース 石油・化学 作成日:2008年4月15日_記事番号:T00006782

中油と中国3大石油集団、提携による石油探鉱を模索

 
 台湾中油の潘文炎董事長は14日、呂明達探鉱事業部主管とともに中国3大石油グループ、中国海洋石油(CNOOC)、中国石油天然気集団(CNPC)、中国石油化工集団(シノペック)を訪問し、中台提携による石油探鉱の機会を探った。今回の訪問は6年ぶりの提携に向けた協議再開となる。中油はまた、適当な時期の中国事務所開設についても模索中だ。15日付経済日報が報じた。

 中油幹部によると、「台湾中油」への社名変更以降、中国の3大石油会社との関係が冷え込み、CNOOCとの提携による台湾海峡中間線上の「潮汕凹陥」探鉱・油田開発計画もとん挫した。中油では今回の訪問が双方の関係を修復し、同計画が再開できるよう期待している。

 総統選以前にも同社は北京および上海に事務所開設を計画していたが、行政院大陸委員会(陸委会)による認可が下りなかった。同幹部は、馬英九次期総統就任後は中台関係の大幅な改善が予想され、中油の中国事務所開設にも期待が持てるとしている。