ニュース 電子 作成日:2016年12月7日_記事番号:T00067838
発光ダイオード(LED)業界関係者によると、中国で最近LEDチップアルミ基板、銅箔、プラスチック材料など川上の原材料価格が急上昇しており、これを懸念した川下メーカーが前倒しで在庫積み増しを積極化しているようだ。これを受けて例年は非需要期に当たる第4四半期、台湾メーカーにもLED照明の突発的な受注が相次いでいるという。7日付電子時報が報じた。
中国でのLED原材料価格上昇は、人民元為替レートの下落による輸入コスト上昇、人件費の上昇、政府による在庫消化、生産能力調整の推進に加え、銅箔メーカーが電気自動車(EV)向け、リチウムイオン電池受けなど利益率の高い応用先に注力していることが原因とみられる。原材料価格はこれまでに30~40%上昇しており、1カ月に3度の値上げが行われた材料もあるという。
またLEDチップメーカーが相次いで減産を実施した影響で、今年上半期に晶元光電(エピスター)、三安光電(三安オプトエレクトロニクス)、華燦光電(HCセミテック)など中台のチップメーカーが一部製品で10~15%の値上げを行った。さらに下半期は、ディスプレイ向け、照明向けとも需要が高まっているため、LEDチップの供給が逼迫(ひっぱく)しており、関連メーカーの値上げが相次いでいるもようだ。
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