ニュース 石油・化学 作成日:2016年12月7日_記事番号:T00067844
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が6日発表した11月連結売上高は1,166億4,900万台湾元(約4,160億円)で前月比4%増、前年同月比5.7%増だった。原油相場が堅調で石油化学製品価格が上昇しているためだ。7日付工商時報などが報じた。
各社の11月連結売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、174億2,100万元(前月比15.1%増、前年同月比20.9%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、243億5,000万元(前月比6.9%増、前年同月比10.8%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、270億7,700万元(前月比3.6%増、前年同月比1.9%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、478億100万元(前月比0.7%減、前年同月比0.9%増)──だった。
台塑は2年2カ月ぶりに前年割れを脱した。同社は、中国・浙江省寧波のアクリル酸エステル(AE)、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)新工場などが第2四半期に稼働し、生産能力が倍増したと説明した。
台塑の林健男董事長は、来年第1四半期について、中国の融資引き締めによるホットマネー流出、インドの高額紙幣廃止により、石化製品需要が低下すると予測した。台塑は、台湾中油(CPC)新第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、新三軽)の保守点検に合わせ、稼働率を88.7%に今期の92%から引き下げる。
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