ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が７日発表した11月連結売上高は235億1,600万台湾元（約840億円）で前月比1.22％減、前年同月比12.22％増だった。サプライチェーン関係者は、中国移動通信（チャイナ・モバイル）のスマートフォン端末購入補助はＬＴＥカテゴリー７（Cat.7）対応機種でないと受けられないので、メディアテックの顧客がクアルコムに奪われていると指摘した。８日付経済日報が報じた。
メディアテックの１～11月連結売上高は2,541億5,800万元で、前年同期比30.51％増だった。
サプライチェーン関係者は、中華圏で春節（旧正月、2017年は１月28日）に向けた在庫積み増しがある一方、欧米の需要は鈍化していると指摘した。証券会社は、メディアテックの12月連結売上高は240億元余りで、第４四半期売上高目標666億～729億元を達成できると予測した。
