ニュース 電子 作成日:2016年12月8日_記事番号:T00067871
台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)の電源システム事業群を主導する鄭安副総裁は7日、来年の業績をけん引する分野として▽データセンター▽電気自動車(EV)充電設備▽太陽光発電▽風力発電──を挙げた。特にデータセンター向け事業の発展を好感しており、システム統合の強化が重要課題となると説明。さらに他社の買収も視野に入れていると明らかにした。8日付経済日報が報じた。
デルタのデータセンター向けインフラソリューションは、台湾の半導体および教育市場で50%以上のシェアを占めているが、今後は金融市場におけるフィンテックの普及を好感し、同市場で2~3年内にシェア50%突破を目指す。
デルタは近年、他社の買収を通じた事業規模の拡大を進めており、昨年は電源システム欧州最大手のエルテックを買収。今年も引き続き売上成長が見込まれている。エルテック買収について鄭副総裁は、売上増に加え、コスト引き下げにも効果が出ている他、エルテックの顧客にデルタの無停電電源装置(UPS)システムや高電圧直流モジュールを供給することで通信用電源市場でのシェア拡大にも成果が挙がっていると説明した。
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