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CSCと新日鉄住金のベトナム合弁、フル稼働に


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年12月8日_記事番号:T00067873

CSCと新日鉄住金のベトナム合弁、フル稼働に

 中国鋼鉄(CSC)の翁朝棟董事長は、新日鉄住金などとのベトナム合弁、CSVC(中国語名・中鋼住金越南)の11月生産量が初めて10万トンに達したと明らかにした。当初計画の年産量120万トンで計算すると、フル稼働状態に入ったことになる。12月の生産量が7万~8万トンに達すれば、稼働3年目にして黒字化を果たせる可能性があると述べた。8日付工商時報が報じた。

 翁董事長は、CSVCの業績好転は、鉄鋼市場の景気回復で鉄鋼価格が上昇し製品の販売価格を押し上げたほか、CSC傘下の中貿国際(CSGT)と新日鉄住金が共同でベトナム内外の需要を開拓したことが大きいと説明した。

 CSVCの主要製品は▽冷延コイル▽熱延酸洗い・防錆油塗布コイル▽溶融亜鉛めっきコイル▽電磁鋼板──。CSGTの陳明漢董事長によると、CSVCは今年第1四半期は1,400万米ドルの赤字となったが、第2四半期から黒字化した。現在、ベトナム国内向けの販売が50%余りを占める。主な顧客はホンダなど。